適度な甘さでいくつでも バクラバ

Meet the Sweets
ミドル・イーストの定番、レバノン男性の好物バクラバ

Meet the Sweets

適度な甘さでいくつでも
バクラバ

El Fayha

  ブランズウィックのシドニー・ロー ドは、途中で交わるブリス・ストリー ト辺りから、飲食店ではイスラム法 で許された食品を扱うことを示すハ ラールのマークが、アパレルでは女 性の顔を覆うヒジャブを被ったマネ キ ン が 、 カ フ ェ で は 口 髭 を た く わ えた男性客が多くなっていく。そんな中 で、アラビア語の看板とともに“メルボル ンで最高のレバニーズ・スイーツ”のポッ プが目を引くのが“エル・ファイハ”だ。
 壁面に大きな鏡が配された明るい店内 にL字型のカウンターが伸び、そのガラ スの向こうにずらりと並ぶスイーツの 数々。とろりとしたシロップに浸かった バクラバ、白い粉糖をまとったターキッ シュ・デライト・・・。
 「バクラバの中身の基本はカシューナッ ツ。うちでも一番人気ですよ」と話す2 代目オーナーのビラルさん。バクラバは 伝統的に、中身のナッツによって形も決 まっているのだそうだ。5種類の中から、 ピスタチオの緑が美しい丸い形のバーズ・ ネストを選んでみた。
  シロップに浸かりながらも、いまだに クランチーな歯ごたえを残すペストリー にフォークを入れる。隙間なく巻き込ま れたピスタチオとカシューが、ざくっと いう確かな音とともに、香ばしいナッツの香りを放つ。口の中では、まずエキゾ チックなローズ・ウォーターの香りが広 がり、続いてペストリーとナッツにしみ 込んだ蜂蜜ベースのシロップが、噛みし める度にじんわりとにじみ出てくる。シ ロップ漬けながらもくどさがなく、数個 は余裕で食べられそうな適度な甘さがい い。
 「ほかの店には新しいバクラバを作って いる所もありますが、うちでは、父が7 歳のころからレバノンで作り続けていた レシピを守っています」という伝統の味 は、1970年にビラルさんの父親が開いた カールトンの店に始まり、現店舗に移転 してもなお、アラビック・コミュニティー を中心に口コミで評判が広がっている。
 「ほとんどのお客さんが、キロ単位で購 入」という同店は、毎月、特にラマダン 明けが忙しいそうだ。

Meet the Sweets
飲食もOKの 明るい店内

El Fayha
■住所 : 648 Sydney Rd., Brunswick VIC
■Tel : (03)9386-6974
■営業時間:9AM~9PM、無休

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