レシピ/ビーツで作る赤いスープ

多国籍なオーストラリアの簡単で美味しいレシピを紹介。

真っ赤なスープは、華やかな印象になるのでおもてなし料理にもぴったり
寒い夜にぴったり
疲れを吹き飛ばし、食欲が出る真っ赤なスープ

オーストラリアでは、酢漬けになったものをハンバーガーに入れるのが定番のビーツ。英語で「beetroot」と呼ばれるこの真っ赤なかぶのような根菜は、北米や中南米、ヨーロッパなどで古くから一般的に食されている。日本ではロシア料理のボルシチに使われることで知られているが、それ以外の料理法はなかなか馴染みがない食材の1つだ。オーストラリアでは酢漬け以外にも、レストランやカフェなどで、生のまま細千切りにされたものがサラダの彩りに利用されていることも多い。

ビーツは妊婦に欠かせない栄養分、葉酸が豊富で、鉄分や植物繊維、ビタミンCなども多く含まれている。鮮やかな赤色は、見慣れるまでちょっと毒々しい印象を受けるが、もちろん化学的に合成された着色料のような人体への害は全くない。中世には薬として利用されたり、ニンニクの臭い消しに使用されたりしたこともある。

「疲れた時には、赤い色のものを食べると元気になるらしいですよ」と今回のレシピを紹介してくれたのは、前号に続きメルボルン在住で料理研究家のジョンストン原田真季さん。「こちらでよく見かけるサラダから発想を得ました。サラダの材料を、全部ミキサーにかけてスープにしてみたら美味しいのでは、と思ったところから、試行錯誤してこのレシピができ上がりました。今や我が家の小さな子どももお気に入りのスープになっています」


日本や英語圏でも注目が集まっている穀物キヌア

ビーツのほかに、前回も紹介した注目の素材で、良質なたんぱくが豊富な穀物キヌアなども入れ、火が通ったらフェタ・チーズを入れてミキサーで混ぜるだけという、超・簡単なこのレシピ。

「ビーツはチーズとの相性が抜群。オーストラリアのレストランでも、ヤギのチーズと合わせていることが多いようです。でき上がったスープは、アツアツのまま食べても、冷まして食べても美味しいです」という真季さん。

キヌアは、スーパーの健康食品売り場やオーガニック食材店などで購入できる。生のビーツも、スーパーや八百屋で購入可能。

これからの寒い夜には、食欲の出る真っ赤なビーツのスープで、疲れを吹き飛ばしてみよう。

 

(4人分)

生ビーツ(皮をむいてざく切り) 2~3個(約300グラム)
玉ねぎ 2個(皮をむき繊維に逆らって横にスライス)
マッシュルーム 2個(スライス)
キヌア 40cc(水で洗っておく)
オリーブ油 大さじ2
1,000cc
ベイリーフ(ビーツ独特の土臭さを和らげるため) 1枚
フェタ・チーズ 40g(お好みで増量可)
塩、コショウ 少々

 

作り方
①玉ねぎとマッシュルームに塩小さじ1を加え、オリーブ油でしばらく炒める。
②玉ねぎがしんなりしてきたら、ビーツ、キヌア、水、ベイリーフを加えてさらに加熱。
③ビーツが柔らかくなったら、ベイリーフを取り除き、 フェタ・チーズを加えて、ミキサーでスープ状にする。お好みで塩、コショウで味を調える。


 

ジョンストン原田真季さん

多国籍料理やパンにも詳しい料理研究家。家庭料理検定、フルーツ&ベジタブル・マイスターの資格を持つ。メルボルンと京都で料理教室「barefood」を開講。
Email: barefoodmel2012@gmail.com

 

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