クラゲに要注意

Lifeguard Yutakaの今日も僕は海をみていた
ブルーボトルは、経験を積んだライフガードでなければ、決して触らないこと。子どもやお年寄り、アレルギーのある人は特に注意しましょう

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今日も僕は海をみていた

美しく平和そうに見えるビーチも、海のプロの目を通せばドラマがいっぱい。もっと海を知り、もっと海と仲良くなるためのコツを、現役ライフガードが優しく指南。

第11回 クラゲに要注意

ここ最近、ゴールドコーストの海には多くのクラゲたちが打ち上げられています。その数はすごいもので、大きいクラゲから小さなクラゲまで、数々の種類を見つけることができます。地元オージーたちは平気で海に入っていることも多いですが、やはりクラゲに刺されたくなければ、ビーチにクラゲが打ち上げられている時は海に入るのは控えた方が良いでしょう。

特にゴールドコーストで多く見られるのは、大きな傘のような形をした水色のクラゲです。これは、触手自体がとても大きく、傘の部分から連なる足のような部分は、男性の両手よりも大きくなっています。大きいものでは、30センチを超えることもあります。勤務中に子どもたちが悲鳴を上げ、ライフガードが駆けつけるとこのクラゲがいる…そんな光景も日常茶飯事。1度その触手に触れると皮膚は大きく腫れ上がり、蜂に刺されたような状態になります。とても痛く、精神的にもショックが大きいようです。

そしてさらに危険なクラゲが、最もオーストラリア人の間で知られている、ブルーボトルと呼ばれるクラゲです。このクラゲは、チューインガムを膨らませたような体の中心部から、長い触手が15センチ〜10メートルも連なっており、その触手に触れると電気ショックを起こしたかのような、鋭い激しい痛みに襲われます。小さな子どもは病院に搬送されてしまうことも多いほど、強烈な衝撃を受けるようです。

自分自身の経験でも、サーフィン中に心臓部も含め背中にこのクラゲが張り付き、しばらく電気ショックを受けたかのような状態になり、心拍数が上がり心臓が痛くなったことがあります。とても恐い思いをしました。

楽しい、楽しい、大自然の海だからこそ、危険もたくさん潜んでいます。海では絶対に過信することなく、安全に許容範囲内で海水を楽しみましょう。

そしてクラゲに刺されたり、何か困ったことがあれば、ぜひライフガードまで!

では、また次号でお会いしましょう。


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<プロフィ-ル>
朽木豊(くちき・ゆたか)

ゴールドコースト市のプロ・ライフガード。北はスピットから南はクーランガッタまで、海難救助に精を出す日々を送る。オーストラリアで採用された最初の日本人プロ・ライフガード。フェイスブック(Yutaka Kuchiki)も随時更新中。

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